『芳華 Youth』映画感想 あなただけを見つめていた、あの頃

激動の時代の劇的な青春。若者たちの真面目さ、初々しさ、残酷さが散りばめられている瑞々しい作品だ。どんな時代でも、どんな状況でも、あの頃愛した人がいるからこそ生きていける。失恋した人に掛けたりする「星の数ほど男(女)がいるんだから…」などという言葉が虚しく思えてしまうくらい、人生における想いの位置づけが大きい人もいる。若さって美しい。そして。”人は愛されたことを忘れない”ということも、改めて感じ入る。

2017|フォン・シャオガン


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