『大和 (カリフォルニア)』映画感想 わたしの居場所

面白いお店ほどガイドブックには載ってないし、専門家の評価に頼らなくても欲しいものは自分で探せる。ステレオタイプの人を否定はしないけど、自分らしさに向き合うと 抑圧されてることに気づいちゃって 苦しくなる…。定まらない価値観、方向性、アイデンティティ。魅力的なシーンがガラスのカケラのように舞う、コラージュのような作品だった。もがきあぐねる少女たちの姿がまぶしい。結論が出せないまま 大人になったとしても。

2016|監督:宮崎大祐


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