EUFD『リカルド・レイスの死の年』映画感想 共存する生と死

死者世界への誘いを感じさせるモノクロ映画だが、暗さだけでなく、地球や人生の輝きをも感じられる作品。欧州にファシズムが台頭し、ポルトガルでも独裁体制が敷かれ始めた時代…本人の思い通りではなかったかもしれないが、第三者的には幸せな晩年のように思える。若くて美しい女性にモテるとことか…。生きている者と死者との対話は新鮮な世界観。優しい死神のような友人は内なる自分だったのだろうか。ラストには言葉を失う…!

2020|ジョアン・ボテーリョ


EUフィルムデーズ2022


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