『おばあちゃんの家』映画感想 大事なのはモノや言葉じゃない

人間は人生の中で大勢の人々に出会うが、無条件に自分を大事にしてくれる人にはなかなか出会えないものである。だからこそ、子どもが無条件に愛される姿に胸が熱くなった。この映画は、こまっしゃくれた子どもの心がだんだん溶けていくところが見どころだ。彼が何を感じ、体験したのかを思うと、涙が止まらない。「情」は優しさとか誠実さより深く、言葉で言い表すことができないような空気感である。人は愛されたことを忘れない。

2002|イ・ジョンヒャン


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