思い通りじゃなかったから結婚やり直す、というのもアリだとは思う。だが、夫婦って他人にはわかり得ないような絆があるような気がしてならない…。特別な"何か"に気づけず、安易にエゴに走る男女の物語かと思っていたが、再鑑してみると、そんな大人から被害を受けている子供たちの姿が心に残った。子供には子供の過去があり、治りきらない傷や自己防衛本能もある。縁ってやっぱり大切。やり直すのは、簡単なことじゃないのかも。
2013|アスガー・ファルハディ
第66回 カンヌ国際映画祭(2013) コンペティション部門 - 女優賞