2010|監督:イム・サンス
『下女』リメイクの最新版。
色んな捉え方があるんだなと改めて思った。70年版のギヨン監督作品とは、かなり違った感覚。執念とか恐ろしさがほとんどホラーになっちゃってた70年版に比べ、この作品では下女の無垢な感じが対照的に表現されている。人の不幸を願ったり、無理やり誰かを殺したりもしていない。ズルさとか蓮っ葉なココロがないところが70年版とは大きく異なっているし、シュールな終わり方にも何か考えがあったのかもしれない。(わからなかったけど)
個人的には『下女』は執念&執着の物語であり、妻vs下女の直接対決やドロドロが見どころのように思っていたが、それが『下女』だ、とは言い切れないのか!と考えさせられた。