2010|監督:マリア・ノバロ
心地いい映画である。
特に音楽が素晴らしい。本作を観た映画館の設備が素晴らしかったこともあると思うが、体に響くようなタイコの低音がたまらない。音楽の素晴らしさはなかなか言葉で言い表すことができないが、とにかくずっと聴いていたい感じだ。体に良いものや心に良いものは、意味や理由はともかくすぐにわかり、ずっと触れていたくなる…音楽もハーブも私にとってはそういう存在だ。
優れた植物学者だった母親がアルツハイマーになり、死を迎えるまでの映画。
メキシコ版『母の身終い』かもしれない。