ヤスミン・アフマド監督の遺作となった本作は、本当にこれでもかというくらい 様々な要素が考えられ、盛り込まれている。様々な男女の愛の形だけでなく、親子、姉妹、友人、民族間での問題等、観る度に気づきがあり、驚きと感動に包まれる。強いて悪い部分を挙げるならば、盛り込まれ過ぎてて忙しい…。だが、ヤスミン監督が亡くなったことを考えると やはり盛り込まれるべきだったのだ、と思う。ユーモラスなアディバ先生*1が最高。
2009|ヤスミン・アフマド|再観
*1:マレーシアの国民的シンガー・女優、アディバ・ヌールさん。2022.6.18に死去。合掌。