『手紙は憶えている』映画感想 ペンは脳よりも強し

戦時下での衝撃的な出来事は、人を狂わせる。命を失う悲劇もあれば、生き延びる悲劇もある…。高齢者の物忘れは誰にでも起こりうることなのに、全く予想できない 驚きの展開だった。古い記憶が時間の経過と共にねじ曲がり 迷宮入りしていくサスペンス映画。過去回想を多用するホロコースト映画とは一味違い、惹き込まれた。90歳になっても、「命をもって償え」 と思い続ける、復讐の凄み…。戦争が残す爪痕は、あまりにも深く、重い。

2015|監督:アトム・エゴヤン
カナダ・ドイツ合作


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