『ニーゼと光のアトリエ』映画感想 心を開放する権利

実話にもとづく、女性精神科医の奮闘を描いた作品。彼女の自信とぶれない考え方の軸には、優しい夫と かわいい猫たちが寄り添っていた。「新しい挑戦」は、なかなか認められず、悔しい思いもするのだが、満たされている人間は やはり強い。人間は支えや癒しがあってこそ、強く生きることができるのかもしれない。自分を表現することは心の開放。生きる意義、その人らしい自由、伸び伸びと生きる幸せについて、改めて考えさせられる。

2015|ホベルト・ベリネール
第28回東京国際映画祭(2015) :『ニーゼ』 コンペティション部門 東京グランプリ, 最優秀女優賞


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