2007|監督:クレイグ・ガレスピー
ハリウッドが苦手、という特異体質の私だが、特にアメリカ映画が苦手というわけではない。アジア系とはちょっと違った味のある作品が、なかなか面白い。本作もそのひとつ。鑑賞後、時間が経過しても忘れ去られることのない感覚が残る。周囲からすれば、ちょっと引いてしまうような変わり者が主人公なのだが、だんだんとみんなの感覚(主人公も含む)が変わり始めるところが良い。人ってなかなか変わらないものだけど、全く変わらないという訳でもない。どんな時どんな風に変わっていくのか興味深く、それが感じられることもある…。心温まる映画。