『こどもの時間』映画感想 自分で育つチカラ

もの凄い迫力だ。ハナで頰をテカらせた顔。素手で割られたスイカを手づかみで口に押し込む姿。食事時に、骨があるよタネがあるよと余計な注意をしない保育者がいい。教えることも大切かもしれないが、自らの気づきや学びを信じる姿勢に胸が熱くなった。大人が子供たちに敬称なしで名前を呼ばれているのには一瞬たじろいだが、むしろ自然なことなのかもしれない。野生的に見える子供たちだが卒園式には第九をドイツ語で歌いあげる。

2001|野中真理子


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