『ジョジョ・ラビット』映画感想 空想の友だちとリアル

誰かの幸せって誰かの不幸の上に成り立っている。最近、そんなことをよく考える。自分が不幸だと感じる時、心の狭い私はすぐブー垂れてしまう。だけど、自身が大変な立場に立たされていても他者の幸せを考えられる人って オトナだなぁ。本作でのママやキャプテン・Kは、躊躇なく若者に命を譲ることができるオトナ…。でも。子どもって、当然のごとくその尊さを享受し、そのありがたさに気づかない…。そうなの。その残酷さ、リアル。

2008|監督:タイカ・ワイティティ
第92回 アカデミー賞(2020) 脚色賞


©2015 Cinemarble / produced by 703