1974|監督:イ・ジャンホ
この映画は男性目線のラブストーリーとして描かれているが、女性が主役みたいに思えてしまう。当時としては大胆なシーンもあり、女優がすごくキレイ。
ただ、いまいちヒロインの気持ちがハッキリしないのだ。女は男次第という言葉もあるが、あまりにも男に頼り過ぎているように思え、彼女が一番好きだった人とか、結局どうしたいのか、などがよくわからない。(表面的にはその幸薄な感じが女優を魅力的に引き立てているのかもしれないが…)思い通りの幸せをつかめなかったことは不幸かもしれないが、彼女を愛し、その死を憐れみ悔しがる男性がいることはうらやましく、幸せなことのように思える。