作品の意図するところは理解できるのだが、個人的には激しやすい彼女が苦手で感情移入しにくかった。優秀だけど母親とはソリが合わず、別の国での人生に賭けるものの なかなか仕事にありつけない境遇には同情する。だが、上手くいってる時は良いが、そうでない時の落差が激し過ぎ…。結局、裕福なパトロンに保護されるしか道がなく、甘ったれているように思えた。妻と似ている彼女に過去を振り返るアントニオよ…それでいいのか。*1
2020|ドナート・ロトゥンノ
ルクセンブルク、ベルギー、ドイツ、イタリア
*1:いくら人生の終盤とはいえ、アントニオ、いい人過ぎるんじゃ…?!