本当にきれいなもの

2014|監督:ハン・スンフン

自分を変えられるのは自分だけ

自分を変えるって本当に難しいと思う。いい友達がいても、素晴らしい親がいても、優しくされても、厳しくされても、それをどう受けとめるのかは自分次第なのである。高学歴であることしか取り柄がなく、その部分にしか人が寄ってこない主人公。彼には素直さはあるものの人間的魅力は特に感じられず、やれやれと思ってしまう程だったのだけど、予想外のハッピーエンドにはほっこりした。私は『ダンシング・クィーン』がめちゃめちゃ大好きなので、10年も司法試験に受からない男って…うー、またかー(このシチュエーション)…と思ってしまうのだけど、本作は母親、父親との濃い関係がガッツリ描かれているところが良かった。親を大事にしなくちゃと思いながら、何もできないまま何年も過ぎてしまい、親も自分も一年一年、年をとっていく。改めて親が元気でいてくれることのありがたさに感謝したいと思ったり、不甲斐ない自分の姿を重ねて見るような思いだった。親が元気なうちに、もう少ししっかりしなくては。他人事じゃない、自分を変えられるのは自分だけなのだから。

長年頑張ったからこそ合格した人、それでも合格できなかった人…人生色々。