2017年 映画観賞のふりかえり

2017年の映画観賞をダイジェストで振り返ります

観たい映画を観られる機会が増えている、幸か不幸か

観たい映画がたくさんあったので、今年はNetflixに入りました。でも、観たい映画をマイリストにどんどん入れてったらあっという間に100本超えちゃったんです。ひえぇ。今も200本弱入ってるんですけど、こうなってくると「もう無理です」...新作だって観たいし、ちょっとレアな作品を観たい場合は上映会場に足を運ばなくてはなりません。移動のある日は疲れてしまって家でNetflixを観る余裕はありません。劇場公開している映画も、ちょっと前までは「ここでしか観られないから」という感じがあったので必死になって観に行きましたが、最近は1か所だけでなく、時間差で複数の映画館が上映するようになりました。つまり、時間的制約が薄くなり、いつでも観られる機会が増えたということです。見逃した!とか、観たかったのに!という言い訳がしにくくなっている、ということです。観たかったのに観られない、というのはストレスのようですが、ずっと残っていく期待の気持ちでもあるので、数年後に何らかの形でその映画が観られた時、大きな喜びが得られます。私はそんな経験を何度も重ねてきました。しかし、観られるチャンスがたくさんあるにも関わらず、観ていない場合は、「自分が観なかっただけ」になってしまい、自分を責めることになってしまいます。以前、縁あってお話する機会があった映画評論家の方に、もっとバランスよく話題の作品も見たほうが良い、と言われたことがありました。そうか…とは思ったものの、体がついていきません。映画業界の人間でもないのにそこまですべきかなぁ、と考え込んでしまいました。まずは、とりあえず観たいものを観る。それが重要です。そのためには観るべき映画から観たい映画を絞らなければなりません。言い訳ができない上に、さらに観る映画を自分で選ばなければなりません。…結構大変なことです。世の中にはシネフィルと呼ばれるような人もいるので、私のような者が映画ファンと言えるかどうか、ちょっと微妙ですが、それでも自称映画ファン歴10年を超えました。そろそろ自分の観る映画を自分で選ばないと、と思うようになりました。映画ファンだからといって人のおススメばかりに頼ってはいけません。私はおススメに頼らなくても既にマイリストに観たい作品が200本弱構えているのです。いつしか気持ちは「観たい」から「観なくては」に変わり、だんだん疲れてきました。マイリストに作品を追加する度に、また増やしちゃったという気持ちになる。これってやっぱり無理してるよなぁ。ただ座って映画を観ているだけなので、疲れるとか言っても誰にも理解してもらえません。(なので、リアルではそんな愚痴は言いません)偏ってるのは昔からだし、プロじゃないんでベストテンに入ってる映画を知らなくてもいいです。まずは疲れないように観るサイクルを自分で作らなきゃいけないよなぁ、と思ったのが今年なのでした。

 

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 長い映画が多かった…

2017年は長編に挑む年だったと思います。
話題作では『クーリンチェ少年殺人事件』、『あゝ、荒野』。ミニシアター系では『立ち去った女』、あと『バンコク・ナイツ』。

ちょっと前から長い映画があるらしいという情報を得ていて興味があったのですが、やっぱり大量に観るのはキツいです。映画に飢えている時は、長時間映画に浸れるなんていいなぁ〜!と思うのですが、現実的にはトイレとかお腹空いちゃう…とか問題も色々あるわけで、キビシイ。しかも、今年観た作品は、長いからってダラダラしてなくて結構集中する感じの作品だったので、観たぞ!という達成感はあるものの、体力的には疲れました。年に数本ならトライしますが、できれば2時間ぐらいにまとめていただけると嬉しいなぁと思ってしまうのでした。

 

2017 ベスト11

恒例のベスト11を発表します。順位なし。
バンコクナイツ(日本)/タレンタイム(マレーシア)/立ち去った女(フィリピン)/草原の河(チベット)/娘よ(パキスタン)/希望のかなたフィンランド)/ローマ法皇になる日まで(イタリア)/別離(イラン)/北東タイの子(タイ)/バーバ・アジーズ(チュニジア)/オクジャ(韓国)

 

後ろ髪を引かれた映画たち

メンションもタイトル中心にざっくりと。(ベスト11を選ぶにあたり、これも良かったんだよな〜!と思って迷いあぐねた作品)

ヨーロッパ系から。フランス。今年はマイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルに初めて参戦!『私はパリジェンヌ』『サマー・フィーリング』『モカ色の車』『アイム・オール・ユアーズ』◇『たかが世界の終わり』『神のゆらぎ』…ドランの才能に釘付けに!◇旧作ですが良かったのは『キングス&クィーン』『あの夏の子どもたち』。やっぱり35ミリで観る映画って最高。デジタルとは感覚が違う!!◇イタリア『いつだってやめられる マスターバージョン』『鑑定士と顔のない依頼人』◇ドイツ『僕とカミンスキーの旅』『ありがとう、トニ・エルドマン』◇ギリシャ『ストロングマン』◇ハンガリーホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲

中東系。イスラーム映画祭『私たちはどこへいくの』『蝶と花』『マリアの息子』『Mr.&Ms.アイヤル』◇『人生タクシー』何としてでも作り、上映する、その実行力と意志には脱帽◇『彼女が消えた浜辺』『サラリーマン』…ファルハディ監督、おめでとうございます!◇TIFF『ポーカーの果てに』

アジア系。タイ『光の墓』◇中華系『疾走スプリンター』『おばあちゃんの夢中恋人』『ふたりの人魚』『ビヨンド・アワ・ケン』『僕たちの家へ帰ろう』チベット『陽に灼けた道』『オールド・ドッグ』『ティメー・クンデンを探して』◇マレーシア『私のヒーローたち』◇インド『隠されていたこと』◇韓国『網に囚われた男』『裸足の夢』『ラッキー』『ヨスの夜の海』韓国映画、今年もあんまり観られなかった…◇インドネシア『レボリューション・ティガ』◇フィリピン『昔のはじまり』『ローサは密告された』

日本。あんまり観られなくて残念。ベスト11入りしている『バンコクナイツ』が強烈過ぎ。あと、『アイスと雨音』もアツかったー。

アメリカ◇『マディソン川の奇跡』『ショーシャンクの空に』2本とも今頃観るの、って感じなのですが、観て良かった!◇ブラジル『アクエリアス



こんなところでしょうか。
2017年は体調が思わしくなく、あまりパッとしない1年でした。
しかも、観たい映画に圧迫されつつ振り返ってみると、あれも観てないーこれも観てないー★と、ジタバタするという…結局観たのは140本。
今年はTwitterでレビューを書いたりしてみたのですが、観た作品の全てを書けたわけでもなく、何となく消化不良な感じもしています。やっぱりブログの方が私には合ってるのかも…。来年はブログ、もうちょっと頑張りたいです。