LUCK-KEY ラッキー

2016|監督:イ・ゲヒョク


リッチな殺し屋と貧乏な俳優が入れ替わると…

人殺しを生業としている男が記憶を無くしてしまい、貧乏な青年と入れ替わって生きることに。これはもう、ストーリーの面白さで70%は成功してると思うんだけど、特筆すべきはユ・ヘジン氏の存在感。正直イケメンとは言い難い。脇役として成功している俳優さんだとは思うのだけど、主役がこの人だから観たい、とはなかなか思えない。(←すみません)たまたま当選したのがこの映画だったというだけで、特に映画にもこだわりはなかったし…。だけど。ずっと観ているうちに、だんだん情が移っていくのだ。その素直さや勤勉さ、真面目さに。彼の笑顔を見ているだけで、その恋を応援したくなってくる。さすが俳優!しかもいい俳優だったんだー!と、気づき、ニヤニヤがとまらない。貧乏な青年の方は何とも思わなかったけど(感情移入しなかったけど)、ヘジンさんにはあっという間にノックダウンされた。悪の世界に染まった奴にも良いところがある…それが優しさ、良心、思いやり、だなんて嘘でしょう?!と思う。なのに、映画を観ていると頷いちゃうんだよなぁ、これが。
〈コリアン・シネマ・ウィーク2017 上映作品〉