2001|監督:フィンセント・バル
行動は単独でも、ネットワークが最強な猫社会。
原作が児童書ということなので、設定はかなりむにゃむにゃなのだけど、ファンタジーでもあるので、あまり突っ込まず、この物語の楽しさに注目したい。何故か人間の女の子になってしまった猫のミヌースが、猫ネットワークを駆使して状況を好転させ、最終的には人間としての幸せを掴むというストーリー。
この映画の見所はやっぱり「猫」。序盤の猫たちは、目の前の女の子(人間)が本当にミヌースなのかを疑うのだが、その疑いに満ちた真顔にドキッとする。しかも、セリフの時にはちゃんと口が動いているので、ビックリ。どうやって撮ってるのでしょう(人形?)。猫は柔らかくて可愛いイメージがあるかもしれないけど、以外とマジな、厳しい顔をしていることが多いので、単なる可愛いイメージで登場させなかったことに、猫好きとしてはとても好感が持てた。また、元ネコ役の女優さんが人間の姿ながら、猫の仕草をしているところがすごく可愛らしい。 ハッピーエンドのまとめ方も最高にテンションが上がるし。これは子どもが観ても、とても楽しめる映画だと思う。