2011|監督:ギデンズ・コー
「付き合ってくれ」の一言が言えなかった、あの頃。
長い片思いを実らせることができなかった男性は、とても素敵だと思う。残念ながら、これまでそんな男性に巡り合ったことがない。そんな男いるのかね( ←おばちゃんぽい)、と思うのだが、この映画に共感&号泣する男性も少なくないと聞く。そういう男性には幸せになってほしいなぁ。長い片思いの映画はあまりにも感情移入して号泣してしまうのでこのところ避けていたのだけど、久々に観た。…男性目線のラブストーリーには良い作品が多い気がする。
でもこの映画はヒロインの方も、「こんな風に全身全力で自分を愛してくれる人はもう現れないかも」ということがわかっていて、とても切なかった。結婚式の日、無茶な行動をする彼を笑って見守りながら、あのまっすぐさが好きだったことを、きっと思い出していたはず。実は両思いだったし、本人以外みんなわかっているのに何故か本人にだけ伝わらなかったなんて…残念な気持ちだったと思う。自分の気持ちをこっそり封印して思い出にした女心の方も、実は切ないんじゃないかなぁと思ったりした。