極楽島殺人事件

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上映終了後、劇場内が少しざわめいた。
「面白くないんだけど。」
不満をあらわにする観客。

でも、私の心は妙に晴れやかで、
思わず「ははは!」と笑ってしまった。
ハズレ映画 バンザイ!!


2007年の映画祭は 
とても内容の濃いものが多かった。
韓国映画に限らず、
映画祭で何らかの賞を受賞するような作品は 
どれも内容が濃い。

思わずうなり声をあげ、
考えさせられるような作品が揃う。
確かに名作だ。

だが、そういう深く、重く、深刻で
真面目にならざるをえないような映画ばかり
続けて観ると疲れる。
日頃、「ミーハーではない!」と
絶叫している私もさすがにSK。
(精神的にキツい)

苦労してスケジュール調整をしたり 
チケットを入手している割には、 
あまりスッキリと晴れやかな気分になっていない。


『極楽島殺人事件』はタイトルが良い。
疲れた私には、とてつもなく
面白そうな作品に思えた。

そして、なんと「冬のソナタ」のチェリン役、
パク・ソルミが出ているではないか!
懐かしー!
それなのに、その割には…う〜ん…。


だが、観終った時、久々にほっとした。
深い意味を考えなくても良い映画だったからである。

たくさんの作品を連続して観る人にとっては 
映画祭のテーマがあまりに統一され、
似たような作品が続いてしまうと本当につらいのだ。


見かねた友人からは
「もう観なくてもいいんじゃ…」と
言われてしまい、
さすがに
苦痛にお金を使いたくなくなってくる始末…

結局、韓タメだけでは精神的にもたなくなり、
仕方がないので
アメリカドラマや日本ドラマを見て
感情をコントロールしている。
(最近ハマっているのは
「未来講師めぐる」(テレ朝)です! 
超面白い!)


重たいテーマが続いた時、
この一本(作品)には本当に救われた。

これも シネカノンの策略なのだろうか? 
それとも単なる偶然?!


追記:
内容は全く別モノですが、
作品のトーンは
日本映画 『犬神家の一族』に似ています。

この手のミステリを鑑賞したい方には 
犬神家の方がオススメです。