卑劣な街

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目には目を、歯には歯を…
ヤクザに限らずとも、
人生はそういうものなのかもしれない。


しかし、彼は仲間を愛し、家族を愛し、
初恋の相手をただ大切に想い続けていただけなのだ――。
手荒なことはするけど、
本当は心持ちのやさしい男なのだ。

そういう生き方しかなかった、ということに
胸が締め付けられる。


アクションシーンの多い作品では
男のカッコ良さを追求するあまり、
ハードボイルドタッチで描かれることが多いように思う。
(必ずしもそうとも言えないけど…)


恋の話が入っていても、
サラッとしか触れられていないのがほとんどだが、
この作品では、
家族や初恋の人へのやりとりのシーンなどが
意外と細かく出てくるので、
主人公(ヤクザの親分)が身近に、魅力的に映る。


特に初恋の女性との再会から
実家に連れて行くまでのエピソードは
けっこう興味深かった。
彼女の写真をこっそり大切にしていたり、
病気で倒れた彼女のためにおかゆを作ってあげたり。

ヤクザらしからぬシーンは本当に応援してあげたくなってしまう。


また、忘れられないのが
回を増すごとにエスカレートしていくカラオケシーン。
ホントに楽しそう!


ストーリーが深刻なだけに、
カラオケシーンは全体を通しても
アクセントになっていたと思う。
私も韓国語が上達したら 
ノレバン(カラオケ)で大騒ぎしたい!
と思ってしまった!←パンツはかぶりません、念の為。