甘く、殺伐とした殺人

f:id:cinemarble:20210726183048p:plain

この映画は30歳にして恋愛経験ゼロの男性が
ぎっくり腰になるところから物語が始まる。


…ぎっくり腰。


コレは本当につらい。(経験者は語る!)

彼の場合はぎっくり腰がきっかけで
女性を追い求めるようになったが、
自分の場合は
医療行為に「異性」を感じることは全くない。

むしろ、若い男性スタッフにお世話になるのは
屈辱的とも言える。(介護される身の気分…)


しかし、そういう時、ふと誰かが近くにいてくれたら…
という気持ちはわからない訳でもない。

前半はウブな彼がどうやって女性と打解けていくか、
というサクセスストーリー。
Hな妄想シーンには場内大爆笑!


残念なのは、
この男性が女性をルックスでしか選んでいないこと。
後は性欲が満たされればそれで良いという…
実際はそんなものなのかもしれないけど…
どうなんでしょうかねぇ…。


女は男との関係を守りたいがために、
嘘をつき、殺人を重ねる。
そして、
かわいい彼女が犯罪者だということがわかってからの
男性の心理描写が非常に面白い。

調べ上げて、問い詰めて、責め立てて、追い詰めて、
最後の最後で
「愛する君を警察なんかに渡せる訳がないじゃないか」!


数年後の再会で、二人が本当に愛し合っていたことが 
ようやく読み取れる。
ハッピーエンドとは言えないが、
小気味のいい、
パンチの効いた彼女の最後のセリフが良かった。


この日の私の席は、何故か男性に挟まれていた。
男性の性欲に関する爆笑シーンでは実は気まずく、
笑っていいものかちょっと迷った。
二人が笑っているところは安心して笑った…
が、ちょびっと緊張した。

でも、左右のふたりの男性も緊張していたみたいだ。
何せ、彼らの左右にもまた、ガッチリと女性が座っていたからである。