ミスター・ロビンの口説き方

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容姿端麗なのは認めるが、
実はダニエル・へニーが苦手だ。

ドラマ「春のワルツ」で初めて見たとき
「何てキモいの?!」と思ってしまったくらい。
(率直すぎてすみません ^^;)


しかし、ドラマを見続けるうち、
彼の役柄の性格のよさには目を見張るものがあり、
後半ではあのソ・ドヨンよりも
(自分的に)存在感がはるかに大きく変貌したのだから
不思議である。


決して感情に流されることなく、常に冷静沈着。
でも、一途な面があったり、
実は温かい人だったりして人間的な魅力に溢れている。

欧米のドラマでは
こういうキャラクターもけっこういるような気がするが、
韓国ドラマではちょっと珍しい存在のように思う。


本作では、きっとキザでチャラい役だろうと思い、
この映画を観るかどうか正直迷ったが、観て正解。

「春のワルツ」フィリップ役を彷彿させるような
クール&ホットな役柄ではありませんか。(ホッ…)


物語序盤は軽いノリだったのだが、
中頃から二人の気持ちがしっかりと描かれている。

私が多くのラブストーリーに求めているものは
「想いの結果」ではなく、
お互いにどういう面に惹かれ、
どうやって好きになっていくのかという
気持ちの変化の細かい描写である。

本作ではこれがよく描かれているように思われる。
(それ以外の不明瞭な設定などはおいといて…)


ひょんなトラブルから連絡が取れなくなり、
クールなはずのダニエル・ヘニーがカッとなったり、
やきもきしたり。
だが、冷静さを装って過ごそうとしたり、
元彼が現れてもたじろがず、彼女を見守ろうとする。

私は冷静沈着な人があせってウロウロしたりする姿に
とても惹かれるので(萌え〜!)、
この辺りはかなり面白かった。


お互いを意識しだした時のたどたどしさなども 
とてもよく表現されていると思うが、
後で考えるとかなりアメリカのドラマっぽい。


もう少し掘り下げてほしかったのは
ジェニファー(役名)の気持ちだ。


好きな人を追いかけて外国までやってきた彼女の気持ち。
彼の選んだ人に彼のすべてを託し、
想い手放す時の気持ち…。


ドラマだったらもう少しこの辺りのドロドロがあるはずだが、
時間的な問題からか、あまり描かれていなかったのが残念。
ちょっとでいいからジェニファーに感謝してね…、二人とも。


また、終わり方が新しい。


韓国色をあえて消したかのような
スマートなストーリーだったのに、
ここで一気に韓国らしさを出すとは!

新人とは思えぬ荒ワザが気に入りました!
キム・サンウ監督!