Cinemarble

映画感想

『プロミシング・ヤング・ウーマン』忘れたとは言わせない

今観て良かったと思う、旬の映画だ。

すごく響いたのは
被害者自身の復讐ではないところ。

社会が悪い男が悪いじゃなくて、
私自身も
傍観者だったと気づかされた。

なかったことにしてきたこと、
長い物に巻かれてきたことが
可視化され、
その代償の大きさを知る…

緻密、かつ豪快な復讐の展開が
素晴らしかった!
恋愛より優先順位が高い、
考え抜かれた戦略が見事。


2020|エメラルド・フェネル

『キングダム:アシンの物語』復讐にフォーカスを当てた生き方

子役の熱演がスゴかった!

例えが昭和で恐縮だけど、
まるで『おしん』の
小林綾子ちゃんみたい。

キム・シアちゃん。
家族思いで辛抱強い女の子役。
物語は悲劇的で、
復讐に生きる女に成長する…

虎ゾンビの迫力もスゴいけど、
こんな風に死にたくないなぁと
誰もが思うような死に方を
計算で仕上げるストイックさに
痺れた。

同じ境遇で育っても
男児もこうなるだろうか…。


2021|キム・ウニ

『友だちのうちはどこ?』子供の姿を通して大人に気づく

純粋な子供と正反対な
大人の身勝手さがイタい。

怠けたい訳でも
言いつけを無視する訳でもなく、
それより先に
やるべきことがあるだけなのに…

要求を聞いてもらえることに
甘えてるのは大人の方かも。

戻った息子を
叱るシーンがないのが印象的だった。
先生の「よし!」という一言もいい。

大人の助言なんて役に立たない…
と思っていたが、
ラストに ほっこり。


1987|アッバス・キアロスタミ

『エクストリームジョブ』落ちこぼれの麻薬捜査班

ブログを始めて1ヶ月過ぎたけど
アクセス数が伸びない…

頑張ってるんだけど…

行動の全てが裏目に出る捜査班が
他人事ではない。
後輩に先を越される悔しさ、
本業を見失いそうになる姿に
今日の我が身を見る思いだった。

捜査班は全員笑っちゃいない。
捨て身の真剣勝負を笑っちゃ…
うんだよな!これが!!

特にレスリーの曲*1が流れた時は爆笑w
(from 男たちの挽歌2)

泣き笑いしつつ、
自分にも喝を入れたくなった。


2019|イ・ビョンホン

*1:♪ 當年情

『愛しい人から最後の手紙』古い手紙がもたらす未来

いつも思う。
恋愛はタイミング。

ハッピーエンドだから良かったけど、
嫌がる当事者に喰いつく記者が
嫌だった。

自分だけでは掴めない運命も
あるとは思う。

でも、今の私(日本人)にとって
”古い手紙と
蒸し返されたくない過去” は
あまりにもタイムリーな痛み。
(小山田氏辞任問題)

運命は僅かな時間差で変わる…

過去の掘り起こしが必ずしも
良い方向ににつながるとは言えない。


2021|オーガスティン・フリッゼル